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2006/02/18

死に別れるということ

マンガ家・須藤真澄の愛猫「ゆず」が昨年頭に亡くなって1年。命日である今年1/16にコミック「長い長いさんぽ」が出た。

オチを知ってるので、前フリとして収録してある「ゆずとまま」ラスト3話を読んでいても、鼻から謎の液体がポタリポタリと。あら、おかしいわねぇ? 花粉症でもないのに。

さて、いよいよ本編「長い長いさんぽ(前・後編)」だが、詳しい書評はasahi.comあたりに任せておくとして、
http://book.asahi.com/comic/TKY200601240341.html

かかりつけの医者が、ゆずの病気の進行度を見誤ったのが敗因ですな、こりゃ。

それにしても、須藤真澄は恐ろしい作家である。

当時、連載とか休んじゃったし、ゆずの死に際して相当の衝撃を受けたはずだ。

しかし作中では、突然の愛猫の死を聞かされて泣き叫んだり、看取ってやれなかったことを責めたり、ペットの火葬場へ行くまでの道のりを「長い散歩だね」と名付けたりする自分を、1歩離れたところから冷静に観察している。

さらに、ただ「悲しい悲しい」と叫ぶだけでなく、ユーモアも忘れないし、結果としてはポジティブな話にきちんとまとめ上げている。

本当に恐ろしい作家だと思う。

筆者は、須藤真澄にはファンタジー系の話でなく、一生「ゆずとまま」とか「おさんぽ大王」を描いてて欲しかった人その1なのだが、「にい と とと と まま」は描かないんだろーなーと、直感で思った。


知っていると自慢できるかもしれない、ゆず豆知識(というか、コミック「ゆず」などに描いてある)

  • ゆずは、須藤と当時親交があった新宿のオカマさんの飼い猫の子。後に、この母猫は残った子らと家出。

  • 初期ゆずには白目がある。近年の、デザイン的に完成されたゆずに見慣れてると、すげえ違和感。

  • 名前の由来は、セネガル出身のアーティスト、ユッスー・ンドゥールから。ホンダのステップワゴンのCMで「オブラディ・オブラダ」をカバーしてる人。

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