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2007/05/25

【訂正】北京語の「n」と「ng」があっさり区別できる話

以前、日本語には3種類の「ん」の発音がある、という話をしました。しかしそれは、後に続く子音に引っ張られているだけで、意識して区別していないよと。

対して、北京語では「ん」は2種類しかありませんが、意識して区別しないと意味が変わります。

さて、ケータイのことを北京語で「行動電話」(または「手機」)と書き、シンドンディエンフアと発音します。

このとき、この「ン」は n だったっけ? ng だったっけ? と迷うことはありませんか?

――カタカナでおぼえてるYouが悪いyo

すまん。

この間、ある入門書で読んで目からウロコと一緒に眼球とそれに続くヒモみたいなのまで落ちたんだけど、その入門書には「そゆときは《日本語の音読みを思い出す》と良いyo」と書いてあった。

つまり、音読みで「ン」の漢字は北京語でも n 、それ以外の時は ng だよ、と。

さっきの例では、「行動電話」は日本語の音読みで「コウ-ドウ-デン-」なので、「行」「動」は ng で、「電」は n になるはずです。どうかな?

  • 行動電話 → xíng dòng diàn huà

あ、マジだ。

よ~し、じゃあ筆者の貧弱なボキャブラリで検証しちゃうぞ~。


成田機場(成田空港)
セイ
デンジョウ → chéng tián  chăng 

中正公園
チュウセイコウエン → zhōng zhèng gōng yuán 

東京
トウキョウ → dōng jīng 

香港
コウコウ → xiāng găng 

新幹線
シンカンセン → xīn gàn xiàn 

新聞(ニュース)
シンブン → xīn wén

便利商店(コンビニ)
ベンショウテン → biàn  shāng diàn 

湯麺(汁に入った麺)
トウメン → tāng miàn ※寝トボけてたので訂正しました。よこやま先生多謝

三頓飯(三度の飯)
サントンハン → sān dùn fàn 

銀行員
ギンコウイン → yín háng yuán

軟件(ソフトウェア)
ナンケン → ruăn jiàn 

信用
シンヨウ → xìn yòng

経営
ケイエイ → jīng yíng

心臓
シンゾウ → xīn zàng 

精神病院
セイシンビョウイン → jīng shén bìng yuàn

訂房間(ホテル予約)
テイボウカン → dìng fáng jiān 

侵犯人権(人権侵害)
シンパンジンケン → qīn fàn rén quán 


つまりこれは、昔の日本人が漢字を日本語に導入するときに、n と ng の区別が付くよう音読みを制定したということだよな。おお、ありがとう古代の日本の人! クレバー過ぎるぜ古代の日本の人! 筆者、久々にヌレヌレになったわい。

まあこの方法では、書く方は良いとして、聞く方は全然進歩しないけどね。

※めんどいので、簡体でも繁体でもなくJIS漢字を使用しています。

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コメント

ちょっと待った! (もとい、待ってください)
> 湯麺
トウメン → tāng miàn
じゃないの?

投稿: よこやま | 2007/05/28 15:45

面白いですね。
長い歴史を越えて、発音の違いが北京語と日本語の間で相互に保存されているというのは興味深いです。(たまには真面目なこと書いてみる)

投稿: よこやま | 2007/05/25 17:13

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